情熱・熱意・執念の経営
情熱・熱意・執念の経営 すぐやる! 必ずやる! 出来るまでやる!
- 作者: 永守重信
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2005/03/02
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 61回
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日本電産の永守社長の本。
年明けすぐの日経ビジネスで永守社長の記事を読んでからずっと気になっていました。
会社が倒産寸前のときに比叡山の坊さんから「節分まで待てば運気が変わる」と言われ、我慢していたら本当に節分直後に大型の受注がとれたと、ほんまかいなというような逸話の持ち主であります。
それにしても永守社長の仕事に対する姿勢は大いに見習いたいと思います。
4月から小さいけれどもやりがいのある会社に転職するので、1年365日、食事と入浴以外は全部仕事は実践していかなくてはなりません。
厳しい姿勢の中にも社員に対する愛情、人材が一番と考えていることがこの会社の急成長を支えている。
以前「休みたい人は会社を辞めろ」と発言して物議を醸しましたが、永守社長の発言を一つずつ追って行けば、本当に社員を大事にしているなと本当に感心します。
しかし、王監督も以前「プロはシーズンオフでも休むな。休むのは引退してからいくらでもできる」と言っていましたが、道を極めた人に共通する独特のメンタリティーをいうものはあるのだなと痛感しました。
■一人の百歩より百人の一歩
会社経営の要諦はどこにあるのかといえば、一人の社員の百歩に頼るのではなく、百人の社員に一歩ずつ歩んでもらうという地道な前進をいかに継続させていくかにあると思っています。
■経営の極意
会社の経営を極限まで突き詰めていくと、実に単純明快な答えが導き出されます。
それは、原理原則にしたがって、当たり前のことを当たり前にやっていくということで、これ以上でもなければ、これ以下でもありません。
■優良企業の共通点
極論すると、当たり前のことを当たり前にやり、その日にやるべきことを翌日に残さないという二点が、優良企業に共通するポイントです。
■企業にとっていい人材とは
企業にとっていい人材というのは、……心の中に種火を持っていて、自分で自分のやる気に火をつけられる人が、いい人材だといえます。
■意識の差は百倍
個人の能力の差というものはせいぜい五倍くらいですが、意識の差は百倍になるというのが、わが社の採用と教育のベースとなっています。
■社員教育の基本
社員教育の基本は、知識を詰め込むことでも、技術を教えることでもなく、「怠けるカメ」を「怠けないカメ」にすることだというのが私の考えです。
■去ってほしい社員の条件
・知恵の出ない社員 ・すぐに他人の力に頼る社員
・やる気旺盛ではない社員 ・よく休みよく遅れる社員
・言われなければできない社員 ・すぐ責任転嫁する社員
・すぐ不平不満を言う社員
■経営者への扉
自らの責任のもと、即断即決で経営判断を下してこそ真の経営者です。
ことあるごとに会議を招集し、合議制と称してのろのろと経営の舵を取っているようでは、管理者以外の何ものでもありません。
情熱・熱意・執念の経営 すぐやる! 必ずやる! 出来るまでやる!
- 作者: 永守重信
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