60分間・企業ダントツ化プロジェクト


圧倒的な競争力を実現する戦略とは何か?

全国3800社を超えるクライアントの経験をもとに、成功する企業家の発想法・思考プロセスを経営コンサルタント神田昌典さんが紹介しています。



ライバル社に対して競争優位に立つための知識はもちろん必要だが、それだけでは十分ではない。

なぜなら現在は、顧客がいない。

商品需要もない。

ライバル会社も、顧客がいなくて疲弊しているのである。

ライバル会社と戦っている場合ではなく、まずは市場を創造しなければならない。

つまり、顧客の購買意欲を起こし、需要を喚起する戦略が必要になってくる。

もはやライバル会社が敵ではなく、顧客が敵なのだ。


■戦略がある会社の日常

戦略があると、短期的に業界地図を塗り替えることができる。存在もしなかった会社が、ライバル会社が気づかいないうちに、業界トップになる方法。それを戦略というのだ


■戦略には4つの条件がある

1.戦略とは、順番である。

2.戦略は見えない。戦術は見える。

3.戦略とは予測力である。

4.戦略は圧倒的な強さである。



■この戦略書を書き終えるにあたって、私があなたに伝えたいことは、結局、戦略構築とは、質問するプロセスであるということである。


アインシュタインは、「60分間で、これから出す問題についての解決策を見つけなければお前の命はないと言われたら、どうするか?」と聞かれたとき、「55分間は、適切な質問をするために使う」と答えたという。


つまり適切な質問をすることほど、適切な答えを導き出せるものはないということだ。