質問会議
- 作者: 清宮普美代
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/09/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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■質問会議とは…
「質問会議」とは私の造語ですが、「アクションラーニング」という言葉なら聞いたことがあるでしょうか。その歴史は半世紀以上ありますが、ここ数年で急速に注目を集めているメソットです。
実は、このアクションラーニングこそ質問会議のエンジンなのです。
このエンジンを使うと、組織の課題解決を行なうなかで、自分もまわりも成長する仕組みが働きだします。チーム活動が自律的に起こり、チーム内のコミュニケーションも格段によくなる。
おまけに、一人で考えるのではなく、みんなで考えることで、問題解決策もより効果的になり、みんなのモチベーションも上がります。
■質問会議の5つのポイント
1.問題を真ん中に置く=問題の共有化
2.上質なコミュニケーション=違和感が出る
3.関係の質の向上に焦点を当てる
4.行動の誘発
5.リーダーシップを開発する
■思考のプロセスを考える
・一人で考えるときは自問自答
・質問の幅を広げる他問自答
→質問とは相手の脳を働かせるスイッチのこと
このスイッチが入ると質問が思考の共鳴を生み出す「共鳴質問」となります。
以上のように、質問会議とは、質問による思考の共鳴によって、チーム脳を活性化させることにあるようです。
この状態になれば、一人のときよりも問題解決力を向上し、さらにチームのコミュニケーションが格段に良くなることはうなづけます。
しかし、やはり導入にあたって一番の障害となるのは、ALコーチ(アクション・ラーニング・コーチ)の役割をきちんとこなせる人間が組織にいるかどうかということだと思います。
導入の意義を、リーダーがしっかり組織に浸透させ、その上で、この「ちょっと変わったリーダーの役割」を明確にすることが導入時に求められるのではないでしょうか。
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