人は意外に合理的

人は意外に合理的 新しい経済学で日常生活を読み解く

人は意外に合理的 新しい経済学で日常生活を読み解く


世の中でおきている事象に経済学を使って、日常生活の裏側に隠された因果関係をあぶりだした一冊。


こういう経済学関係の本は、自分自身に基盤となる知識がないためにどうしても受け身な読書になって、読み終わってしばらくすると頭の中になにも残っていないことがしばしばありますが、この本も同じように読んで数日たつとさっぱり覚えていない状態になっていました。


読んでいるときはそれなりに面白いところもありましたが、頭に残っていない、またはうまく説明できない状態なのがとても歯がゆいです。

本の体裁としては割と読みやすそうな感じになっているんですが、やはり自分の知識不足はどうしようもない、そればかりが悔やまれます。


ただ、一つだけ勉強になったのが、産業革命期のイギリスでなぜ蒸気機関が発達したかというくだり。


1 燃料コストが驚くほど安かった

2 国内の労働賃金が高かった

この2つの要因により、蒸気機関の開発が進んだというところ。


一般的な認識だと、蒸気機関が実用化されたために産業革命がおこったとされていますが、

実際は、割高な労働コストを抑えるために割安な石炭を使う蒸気機関の実用化の必要性が高まったのだという別の側面も見えてきました。







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