竹中式マトリクス勉強法

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竹中平蔵さんの学習法についての本。

2年くらい前に「竹中平蔵大臣日誌」を読みましたが、それとは打って変わって一般向けの平易な本でした。

実は、ここが竹中平蔵の凄いところ。

テーマ、目的に応じて、書き方のスタイルを変えられること。

おそらく本だけでなく、他の分野でも同じようにできるだろうと思います。

だから、小泉政権時代に政治家・官僚向けての言葉と、国民に向けての言葉を使いわけることができたのではないかと思います。


それはあくまで推測なのでよくわかりませんが、本の内容は、学習に対するどこかで聞いたような基本的事項がたくさん見られます。

だからこそ、その内容が重要なのは言うまでもないことですが…



■今、あなたに足りない能力は何か

自分を成長させるには、「今、自分は何を勉強すべきか」を知ることこそが、実は一番大切です。


■努力できることが、才能である

勉強をし続けるには「努力ができる人間」になることが大前提。努力に近道や裏技はないのです。


■目標は常に2つ持て

直近の目標の追求と、ビックピクチャーを描くこと―この2つを両立して欲しいと思います。

換言すれば、目先の目標だけに振り回されて欲しくないのです。


■書いて打って捨てる―私の情報管理術

私なりのコダワリは「毎日続けること」、そして「捨てること」です。


■徹夜は知的生活の大敵

私が影響を受けた本の一冊に渡部昇一さんの「知的生活の方法」という本があります。

中でも印象的だったのが、「人は快適でなければ勉強できない」というくだり。


■まず自分の針箱を整頓しろ

あの新渡戸稲造夏目漱石も大いなる影響を受けたトーマス・カーライルは「大きなことをなそうとすれば、まず自分の針箱を整頓しろ」という名言を残しました。

確かに、大きな仕事に取りかかるときは、データの集計や書類作りといった細かい作業は、ついつい人任せにしがちです。

いずれにしても、重要なデータや分析などは、必ず自ら手を動かし、自分でまとめること。

それが」トレンドや要旨を掴むコツです。


耳学問と読み書きして学んだことの違い

耳学問」で得た知識は、応用が利かずあくまで断片的。

やはり肝心要の政策のロジック解析や、問題解決の具体案などは、自分で書いてまとめて、理解するよりありません。


■聞くことは、相手の思考体系を探ること

聞き上手の人は、労を取らずして貴重な情報が得られるというわけです。


■やる気を高める、ほめ方の極意

教育において、ほめること、エンカレッジすることの威力は絶大


■結局最後は「志」で決まる

最後に私が強調したいのが、これから勉強して成長したいと思う人は是非、「高めのネットワーク」を持って頂きたいということです。

ただし、「高めのネットワーク」は、ます一人一人が自立していることが条件。







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