道は開ける

道は開ける　新装版

「人を動かす」と並ぶデール・カーネギーの名著。

「悩みを克服するには」というテーマで、悩みとのつき合い方、その対処の方法、ストレスをため込まない生活を送るにはといったことについて書かれています。

この本が世の中に出てからも類似の本がたくさん出ていますが、言っていることの原理原則は当時とまったく変わっておらず、とても内容の詰まった本だと思います。

著者も、この本は何度も読み返してほしいと言っており、最初は速読でもよいから、その後何度もじっくり読み返してほしいと書いてありました。

私も、またいつか読み返そうと思います。

■今日、一日の区切りで生きよ

いずれにしても、明日のことは配慮すべきである。

細心の注意を払って計画し準備すべきである。

だが心配するには及ばない。

■悩みを解決するための魔術的公式

１．「起こりうる最悪の事態とは何か」と自問すること

２．やむをえない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。

３．それから落ち着いて最悪状態を好転させるよう努力すること

■悩みがもたらす副作用

悩みに対する戦略を知らないものは若死にする。

■活動時間を一時間ふやすには

軍隊でやっていることを見習って、ときどき休息しよう。

皆さんの心臓と同じように働こう―疲れる前に休むのだ。

そうすれば、あなたは起きている人生に一日一時間を付け加えることができるだろう。

■疲労と悩みを予防する四つの習慣

勤務中の習慣その一

　当面の問題に関係のある書類以外は全部机上から片づけよう。

勤務中の習慣その二

　重要性に応じて物事を処理すること

勤務中の習慣その三

　問題に直面したとき、決断に必要な事実を握っているのだったら、即刻その場で解決すること。

　決断を延期してはならない。

勤務中の習慣その四
　
　組織化、代理化、管理化することを学ぼう。

道は開ける　新装版