プロフェッショナルの条件


ドラッカー先生の本は、難しいそうなことがたくさん書かれていますが、読んでみると「まったくそのとおり」と、自分のことのように考えさせられるところが、毎回とても勉強になっています。

今回も、心に残った部分を抜粋していきます。


知識労働者は組織に依存しない

現代の組織は、知識労働者による組織である。したがって、それは同等の者、同僚、僚友による組織である。

いかなる組織も、他の上位に来ることはない。

知識の位置づけは、それぞれの知識に固有の優位性や劣位性によってではなく、共通の任務に対する貢献度によって規定される。

現代の組織は、上司と部下の組織ではない。それはチームである。


■成果をあげる能力とは何か

知力や想像力や知識と、成果をあげることとの間には、ほとんど関係がない。


■それは習得できる能力である

私は、成果をあげる人間のタイプなどというものは存在しないことをかなり前に気づいた。

私が知っている成果をあげる人たちは、その気性や能力、仕事や仕事の方法、性格や知識や関心において千差万別だった。

共通点は、なすべきことをなし遂げる能力を持っていたことだけだった。


■新しい仕事が要求するものを考える

私は新しい仕事を始めるたびに、「新しい仕事で成果をあげるには何をしなければならないのか」を自問している。もちろん答えは、そのたびに違ったものになっている。


■書きとめておく

「自らの強みが何か」を知ること、「それらの強みをいかにしてさらに強化するか」を知ること、そして「自分には何ができないか」を知ることこそ、継続学習の要である。


■成長と自己変革を続けるために」

成果をあげるためにはどうしたらよいかという問いに対する答えは、「いくつか簡単なことを実行することである」ということだった。


■イノベーターはリスクを冒さない

私が知っている成功した人たちの共通点はただ一つ、それはリスクをおかさないということです。

彼らはみな、おかしてはならないリスクを明らかにし、それを最小限にしようとしています。


■成功するための原理

成果をあげる人とあげない人の差は、才能ではない。

成果をあげるかどうかは、いくつかの習慣的な姿勢と、いくつかの基礎的な方法を身につけているかどうかの問題である。


知識労働者は金銭で動かない

今日IT革命と呼んでいるものは、実際には知識革命である。

諸々のプロセスのルーティン化を可能にしたものは、機械ではなかった。

コンピュータは口火にすぎなかった。

ソフトとは、長い経験に基づく仕事の再編である。

知識の適用、特に体系的論理的な分析による仕事の再編である。

鍵はエレクトロニクスではない。認識科学である。