決算書の暗号を解け!
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
- 発売日: 2007/10/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 10人 クリック: 106回
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決算書を読むことができません。
貸借対照表や損益計算書はなんとなく読むことはできますが、今まで生きていく上で必要がなかったのできちんと理解することができません。
この本は、ダメ株を見破るためのコツを丁寧に教えていて、読んですぐは理解できたつもりですが、それから2週間たった今はさっぱりです。
「決算書を正確に読むことはいまやビジネスパーソンの必須条件」、つまり株式に投資をするときは最低限決算書を見て、企業の状況が読めるくらいの力がないといけない、言い方を変えると決算書を読めない人間は株式投資に手を出すなということです。
これはジム・クレイマーのバイ・アンド・ホームワークと同じ考えなので賛同できます。
ちなみに私は決算書が読めないのでインデックスファンドの運用のみです。
しかし、勝間さんは本当に物事をわかりやすく説明する能力があるなあといつも感心させられます。
具体的な読み方は、なかなか身につきませんが基本的なフレームワークだけでも相当な知識になります。
■損益計算書の利益だけを見ていても企業の本当の姿はつかめない。
もっとも大切なのは、貸借対照表と損益計算書とキャッシュフロー計算書を3つ合わせて見ること。
■貸借対照表は、どこからお金を借りてきて、いま何に投資をしているのかという「ビジネスの源泉」を表しているのです。
要するに貸借対照表はあくまでも「会社が買ったときにその資産がいくらだったのか」ということを示すもの。
■資産の部に載ってくる資産のほとんどは、「資産」というよりは「これから費用化される項目の覚書き」にすぎない。
■営業利益は、会社の本業で儲けた利益の総額を表している。
■通常は、特別利益や特別損失の項目数はそれほど多くはならないはず。
■法人税等は、企業が本当に支払った税金額ではありません。企業が支払った額のうち、企業が当期の税金と考えた額
■キャッシュフロー計算書は「お金の流れの事実」。なぜなら、「会計の利益」と「キャッシュの利益」は別物だから。
■営業キャッシュフローは「本業でどれだけキャッシュを稼いだか」
■投資キャッシュフローは「将来のためにいくら投資したか」
■財務キャッシュフローは「どれだけ借金して、どれだけ返済しているか」
- 作者: 勝間和代
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