投信バブルは崩壊する!
- 作者: 須田慎一郎
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2007/07/19
- メディア: 新書
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過激なタイトルに惹かれて思わず買ってしまいましたが、読んでみて「う〜ん・・・」という感じでした。
確かに、銀行やゆうちょの窓口でリスク性の高い投信を初心者に平気で売りつけることで利益を確保しようとする金融機関の姿勢や、グロソブ人気の陰にあるものなどはその通りなんですが、それだけをもって投信はダメな商品と言い切っている嫌いがあるような気がします。
まあ、確かに金融機関が煽った投信ブーム、元本から分配金を渡す「タコ足食い」のマンモス投信グロソブの実態という側面だけは、「バブル」と言っても良いと思います。
しかし、最終章で少しだけ触れているインデックスファンドやドルコスト平均法もダメ、投信なんて手を出したら必ず失敗するという部分は、結構論理の飛躍があるのかなと思ってしまいました。
ちなみに私はパッシブ運用しか今のところする気がありません。
銀行で投信を買うこともありませんし、グロソブなんて危ないものに手を出す気もまったくありません。
インデックスファンドでマイナスになっても別にいいです。持って入ればいつか上がると思いますし、まとまった金額になったら株式等に乗り換えようと考えているからです。
そのために効率よく、仕組化してお金を貯めるシステムとして投信積立が一番良いと思ったからしているような感じです。
結局は、どんな目的でそのお金を何で運用しているか、そのポイントをしっかりつかんでいればいいのではないでしょうか。
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