オプティミストはなぜ成功するか

オプティミストはなぜ成功するか (講談社文庫)

オプティミストはなぜ成功するか (講談社文庫)


本書は「フロイト以来の革命的理論家」と評された心理学者マーティン・セリグマンによって書かれています。


一般向けに書かれていて非常に読みやすかったです。



楽観的な人は悲観的な人よりも成功しやすい。


言われてみれば思わず納得してしまいますが、よくよく考えてみればなぜなのかよくわかりませんことだと思います。



楽観・悲観を分ける要因は自己対話です。


人は、毎日無意識の心の中で平均5万語もの言葉を自分自身に問いかけているといわれています。


この自分への問いかけに内容が前向きなものであれば自然と心が前向きになってきますし、反対にネガティブイメージばかりでは悲観的な人格になってしまのだと思います。


良い出来事が起きたときは、永続的・普遍的・個人的に考えることができる人は楽観的であり、一時的・特定・外的な思考をする人は悲観的な側面が強い人。


悪い出来事が起きたときは、反対に一時的・特定・外的な思考をする人が楽観的、永続的・普遍的・個人的な人が悲観的になるようです。


簡単に言えば、良いことはいつも簡単に自分の力で呼び込むことができる、悪いことは自分以外が原因で起きる珍しい一時的なことと考えられる人がオプティミストだそうです。



この能力は努力次第で身につけられると思うので、まずは自分の状態を観察してみたいと思います。

いまは基本的に楽天家なのであんまり心配はしていません。



ちなみに子ども時代は、親など環境面の影響を強く受けるようなので子どもを持つ身としては注意していかなければいけないと思っています。


子どもは8歳くらいから自己対話を開始するようですが、子どもの自己対話はその母親と同じものになるそうです。






オプティミストはなぜ成功するか (講談社文庫)

オプティミストはなぜ成功するか (講談社文庫)