ジム・クレイマーの株式投資大作戦
- 作者: ジムクレイマー,James J. Cramer,井手正介,吉川絵美
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: 単行本
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長期投資にとって必要なことは「持ち続けること」。
さわかみ投信の澤上社長は「気長にのんびり」、ウォーレン・バフェットにいたっては「投資期間は半永久的」と言っているように、個人投資家は長期投資が基本という概念を私は持っていました。
しかし、ジム・クレイマーはこのような「バイ・アンド・ホールド」では、ピークが過ぎて上がる見込みのない株式を持ち続けるという損失を被ることになると指摘しています。
その例として、2000年のITバブルの崩壊によって、アメリカの個人投資家は株価が高いバブル期に株を買って、虎の子の大きな金融資産を台無しにしてしまいました。
つまり、個人投資家は長期投資をするために必要な知識を何も持たないまま流行や雰囲気だけで投資をしていることに問題がある。
必要なのは「バイ・アンド・ホールド」ではなく、「バイ・アンド・ホームワーク」。
銘柄に対する研究を1銘柄につき、1日1時間を1週間最低続けなければいけない。
それができない人は、インデックスファンドを持った方がよいと指摘しています。
読んでいるときは過激な内容だと感じましたが、今は当たり前だけど個人投資家がなかなか気付かないことを懇切丁寧に教えてくれている良書だと思い直しています。
株式を持つということは、インデックスファンドを持つよりリスクの高いこと。それをするためにはそれ相応の努力を払わなければ利益は得られないということです。
このような努力を継続していけば、底値で買って天井で売り抜けるという離れ業もいつかはできるということでしょうか。
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