日本進化論 二〇二〇年に向けて

日本進化論―二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書)

日本進化論―二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書)


ソニーの元CEO・出井伸之氏の国家「経営論」。


本書では、日本を取り巻く時代の変化や欧米諸国などの海外の変化に対して日本が今後どのように対処していくべきかを論じています。

そして、その上で2020年までに起こるであろう技術的な進歩や、政治・経済の体制の変化について未来予測しています。


この本で大事なのは、出井氏の予測する2020年が実現するかどうかという点ではありません。


出井氏のような時代の先頭をきって歩いているような人物が、常に将来に対するイメージを鮮明にもっているということこそ注意を向けるべきだと思います。


出井氏は、今回だけでなく80年代・90年代のときも同じように近未来のあるべきイメージをしっかりと外に向けて発信しています。



常に将来に対する仮説として、具現化されたイメージをもつこと。


ありありと目に浮かぶようなイメージを心で感じるまで想像し、それを仮説として自分の行動計画に落とし込んでいくこと。


このような気づきをこの本は教えてくれたと思います。







日本進化論―二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書)

日本進化論―二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書)