偶然からモノを見つけ出す能力


セレンディピティとは、「当てにしていないものを偶然にうまく発揮する才能」と定義されています。


「偶然」と「察知力」の2つがセレンディピティに必要な要素です。


結局、意図しない偶然が起きたときに、その偶然が起きたことに対する意味づけみたいなものです。


「発見とは、誰もが見ていることがらに、新しい意味づけをすることである」ということのようです。


チクセントミハイ天外伺朗が言う「フロー状態」と同じことだと思います。


フロー状態に入る→セレンディピティの能力が強まる→意味ある偶然に出会う(シンクロニシティ)ということなんでしょうか。


ちなみに本書で「セレンディピティ」の語源も紹介しています。


セレンディップの三人の王子」というヨーロッパの寓話からきているようです。


ちなみにセレンディップの「セレン」とはスリランカのことです(昔はセイロンと呼ばれていた)。