お金の脳トレ - 趣味は自己啓発−田舎勤めのスキルアップ日記−

日本フィナンシャルアカデミーの泉正人さんの利殖法の本。

「あなたの預金通帳は、お金の履歴書だ」

まず、冒頭のキャッチで本書の世界にいきなり引きずりこまれてしまいました。

以前は美容師として低収入の身でありながら、浪費ばかりしていたという泉さん。そこから年間家賃収入２億円を稼ぎだすでになったエッセンスを紹介しています。

その根幹となるものが、次の４つの「お金の脳トレ」のステージ、ゴールに分けてトレーニングをしていくというものです。

１　マイナスからの出発（１年）

２　まず１００万円を目指す（１年）

３　１０００万円つくる投資術（３年）

４　５年で１億円目指そう（５年）

ゴール　お金を持ちつづけよう

貯金がない、資産がない人というのは、お金をためなくちゃ、節約しなくてはという気持ちだけで、どのように資産形成していくのか、明確な方法を創造することができません。

だから、その時々の段階にあわせて目標とそれに見合った方法をとっていくのが、効果的な形成方法だということです。

ただ、本書ではただお金を貯めるだけでなく、資産がないうちはこせこせ貯めていくよりも自己投資する方がよいだとか、分散投資は資産１億円を超えてから、それまでは自分の得意分野をつくってそこに資産を集中したほうがよい、といったことも書かれています。

インデックスファンドでパッシブ運用の方法をとっているので、具体的な方法論については、少し躊躇する部分もありますが、段階ごとに資産運用の方法を変えていくというのは至極もっともなことだと思います。

そういう点では非常に勉強になった本でした。

ただし、もう一度読み返すのは資産が１００万円を超えてセカンドステージに入ってからになると思います。