ウォール街のランダムウォーカー
- 作者: バートンマルキール,井手正介
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2007/05/25
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 368回
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初心者向けの資産運用の手引書の最高峰に位置する本のひとつに入るもの。
本書でも進められているように国内外の株式・債券でポートフォリオを組んでインデックスファンドでの投資信託の運用を今年から始めています。
始める前に10冊弱の投資信託による運用の本を読むましたが、要するにこれらの本の考えの根幹は「ウォール街のランダムウォーカー」にあるのだということがわかりました。
だって書いてあることのほとんどが知っていることでしたから。
でも、中身はこれまでのどの本よりも詳しかったのでその点は一応楽しむことができました。
現在、長期で運用するためのインデックスファンドを毎月積み立てているので、その視点での新たなフレームワークを得ることはできませんでした。
しかし、なぜ今このタイミングでこの本を読んだのか、自分にとってその点が少し気になりました。
というのも、6月に入って一時投資信託のリターンが過去最高額に達しましたが、本日リターンを確認してみると約3か月ぶりのマイナスリーターンになっていました。
正直、かなりショックでしたが、30年以上の長期で見れば一時的なマイナスなど気にする必要はない。これまでもマイナス成長した年よりもプラス成長した年の方が多いという記述を見て、少し安心することができました。
このタイミングでこの本を読めたことは、リターンが絶好調のときに読むよりも得るものが大きかったと1人納得しています。
最後に、本書で紹介されているウォーレン・バフェットの言葉を紹介します。
「ナマケモノに限りなく近い半睡眠状態が、今のところ最善の投資スタイルだ。そして最適な投資期間は半永久的だ」
- 作者: バートンマルキール,井手正介
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