不機嫌な職場

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)


職場に対する不満は、働いている人だったら誰もが持っていることと思います。

それは私自身にも当然当てはまり、職場の嫌なところに常日頃からうんざりしています。


だけど、うちの職場は本書のようないわゆる「不機嫌な職場」ではありません。となりの席の人にメールだけで業務連絡や、あいさつもしないなんてことは全くありません。


うちの場合は逆ですね。

要するに中小企業にありがちな人間関係重視型。

ひとつの枠の中に職員を押し込んで、個人の自由度があまりない職場です。

そういった意味でメンヘルになる人は後を絶ちませんが。


その代わり、ほとんど全員(200名弱)どんな人間かわかっているし、急なお願いも日頃からのコミュニケーションがあるので何とか頼むことができます。




しかし、こうして本書の感想を書いていると、うちの職場もまだまだ捨てたものではないのかもしれません。先週の各課対抗ソフトボール大会は相当疲れましたが。。。


会社というと、経営者、顧客、株主などいろいろなステークホルダーがいて、それぞれの要求を満たさなければならないので、社員・職員という存在が軽く扱われるように感じますが、「職場」という側面からみると社員・職員の心を満たす経営というものを実践していくことが、よりよい企業への近道のような気がします。


このことは、本書でもグーグルやサイバーエージェントの事例にもありますし、先日取り上げた「日本でいちばん大切にしたい会社」の「五人に対する使命と責任」にも通じるものがあるのではないかと思います。





不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)