私の生活流儀

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「体験八十五年」に続き、本多静六の本。


前回の本は、若い頃の苦労話が中心でしたので、読んでいるこちらが畏まるような内容でしたが、今回は、健康長寿法と暮し方・考え方など生活について語っていて、割と肩の力を抜いて読むことができました。


でも、本多静六はやはり相当奥が深いです。。


解説で、渡部昇一先生が書いていますが、本が書かれた昭和初期の当時、帝大の先生が金儲けの話をするなどというのはとんでもないことだったわけですが、本多静六は堂々と「金儲けのできる奴はエライ」「世の中で、一番ありふれて、一番真剣なのが金儲けの道」と言い切っています。


「貯蓄から投資へ」なんて、最近よく耳にする言葉も、この本の小見出しに使われています。



そして実行力に関して言えば、この人はどんな小さなことでも一度決めたらひたすらやり続ける。この一点が、とくかく際立っています。


「継続は力なり」とは、この人のためにあるような言葉です。


利殖法の「給料四分の一天引き法」もそうですが、地味だけども効果のあることを、生活の至る所に散りばめています。


■思ったことをなんでも手帳に書き記す。

■徒歩主義。毎日2時間歩く。

■短時間睡眠主義。上手なヒルネの実践。


八十五になっても継続できるのは、若い頃からの習慣があってのことなんだと思います。


だからこそ今からしなければいけないことを、私自身もしっかり見つけていかなくてはいけません。



「人生即努力、努力即幸福」


「人間は耄碌するから働けないのではなく、働かないから耄碌するのだ」




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