モーセと一神教

モーセと一神教 (ちくま学芸文庫)

モーセと一神教 (ちくま学芸文庫)


心理学者フロイトの遺書。


自身の民族であるユダヤ人の解放者であり立法者であり、宗教創始者でもあるモーセユダヤ教について論じている。


心理学もユダヤ教も全然知識がないので、細かい内容はよくわかりませんでした。

しかし、フロイトが最晩年の第二次世界大戦直前のヨーロッパで、この種の内容の本を書くのは相当な覚悟が必要だと思います。なので、中身はとても濃いものでした。

正直この本は全部読めずに途中で飽きてしまうだろうと思っていましたが、一気に読了してしまいました。だけど内容はうろ覚え。大まかなぼんやりとした内容だけつかむことができました。


感想としては、この本はわかりやすく書かれた本ではありませんが、要所要所の骨格をつかむことができたのは、やはりフレームワークがしっかりしていて、そこからの仮説の展開が心理学でよく使われるような手法を中心になされていたからなんでしょうか。


内容は理解していないのに偉そうなことを言いますが、フレームワーク→仮説の展開という流れというものを意識していくことの重要性を痛感しました。






モーセと一神教 (ちくま学芸文庫)

モーセと一神教 (ちくま学芸文庫)