運命の法則
- 作者: 天外伺朗
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2004/11
- メディア: 単行本
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プラス思考であることは成功の秘訣だと思っています。
しかし、この本を読んで思考のあり様に思いを巡らせる必要があることがわかりました。
思考は現実化するといっても、その動機が地位や名誉から来るものであれば、それは腐臭をおびたものになり、必ずしも幸せに直結しないものであるからです。
自分の中の内発的動機は何なのか。
そのことを常に自分に問いかけていく必要がありそうです。
運・不運は表裏一体のものである。
中国の故事・「塞翁が馬」のように禍福は縄のようにつらなっているものだ。
本書では、幸運を招き寄せるために「フロー状態」に入ることが肝心であると言っている。
「人が喜びを感じているということをちゃんと内観的に調べていくと、仕事、遊びにかかわらず、何かに没頭している状態」を、フロー状態という。
そのためには、地位や収入などの外発的動機ではなく、内部にこみあげてくる喜びや楽しさなどの「内発的動機」が重要である。
ちなみに、フロー状態には、あらゆる人の日常生活の中にも、マイクロフローというきわめて浅いフロー状態が存在する。
それは、ボーっとして雑念が出るにまかせているときや、喫煙、意味のない対話、音楽を聴く、テレビを見る、本を読む、散歩をする、といった何気ない行為の中にある。
仕事でも遊びでも、ボーっとしているときでも、内発的報酬に基づくフローもしくはマイクロフリー状態を大切にすることが、スムーズな人生の秘訣となる。
「不運」にジタバタすると泥沼にはまる。ちょっとしたコツをつかめば、「不運」と上手に付き合うことができる。
人からひどい仕打ちを受けたら、運命に「貸し」を、故なくラッキーなら「借り」を作ったと考えることができる。そう思えば、ついていないときに落ち込まず、ついているときに思い上がらずに生活できる。
最も真剣に準備した人のところに強運が訪れる。ただし、人に強制されて準備してもだめ。「内発的動機に」基づき、「フロー」状態で準備しなくてはならない。
- 作者: 天外伺朗
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