稲盛和夫の実学 経営と会計
- 作者: 稲盛和夫
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2000/11/07
- メディア: 文庫
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本質を追究する。
原理原則で判断する。
これが稲盛和夫の思想の根本に流れている。
人間として何が本質なのかを正しく判断することが経営の根本である。
だから、判断基準が常識にとらわれることなく、物事の本質を自分自身で決定していくことが重要である。
経営とは、実感として肌で感じるられるものでなくてはならず、大企業の経営であってもヒト・モノ・カネの動きを把握すべきもの。
具体的な実践的基本原則として
1 キャッシュベース経営
2 一対一対応
3 筋肉質の経営
4 完璧主義
5 ダブルチェック
6 採算向上の原則
7 透明な経営
以上の基本原則を見ていると特別なことは何も言っていない。
当り前のことを当たり前にしているような気がします。
しかし、このことを実際に行うことは非常に難しいことだと思います。
それを実現できるのが、人間・稲盛和夫が掲げる原理原則が大変強いものであることの証しなんだと感じます。
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