自助論

自助論

自助論


「天は自ら助くる者を助く」


世の中で大成したものの多くは、天賦の才に加え、惜しみない努力を続けてきたものばかりだ。

天賦の才だけで努力をしないものは、無為の日々を過ごしているうちに才能を埋もれさせてしまう。

反対に、才能があまりないものでも努力によって、その才能を磨き続ければいずれ成功へと導かれる。


本書の訳者である竹内均氏は、成功するには、勤勉・正直・感謝以外にないと結論付けている。そして、この中では、勤勉が最も重要であり、ともかくも大きい夢を描き、その夢の実現に向けてたゆまず働くことである。この世は因果応報・善因善果・悪因悪かの世である。


この本では、数多くの事例を用いて、このことが語られている。

特に、労働者階級などの恵まれた環境でないにもかかわらず科学者・哲学者など多くの専門分野で大成した人たちの多さにはただただ頭が下がるばかりです。

自分も負けていられません。

とにかく努力あるのみ。忍耐、継続は力なり、です。


ちなみに自分自身に一番響いた一節はこれです。

フランシス・ベーコンはしばしばビジネスを道にたとえてこう語っています。


「最短の近道はたいていの場合、いちばん悪い道だ。だから最善の道を通りたければ、多少なりとも回り道をしなくてはならない」



自助論

自助論