教わらなかった会計
- 作者: 金児昭
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
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会計のことはよくわかりません。
勉強したこともありません。
ただ、わかったことは会計の世界には、「消費会計」と「企業会計」があって、「消費会計」には、「家計」「公会計」「非営利事業会計」があるということです。消費会計と企業会計の違いは、利潤を上げることを目的としているか否かという点です。
・・・知りませんでした。
家計と公会計が同じカテゴリーだなんて。
確かに利潤を考えていないという点では、同じですもんね。
でも、こうして考えると経済学で言われる「家計」「市場」「政府」の3つのセクターのうち2つはそもそも利潤を考えていないものなんですね。
要するに「家計」と「市場」の間を結ぶものは、利潤を考えない「消費会計」でなくては社会のバランスが保てないということなんでしょうね。
「財務会計」は、過去の会計で、複式簿記を使って、客観的に正しく財産の変動を計算して記録するもの。
「管理会計」は、将来の利益を上げるために、原価計算、収益・費用の予測計算などを行うもの。
ここでも、行政機関には財務会計という言葉しかないことの意味がわかりました。政府にとっては、国民からの信託された税金の使い道である予算がどのように使われたか、きちんと決算でお知らせしなくはなりませんからね。
以上のように、企業会計なんて考えたこともない身にとっては、具体的な実務の内容よりも、基本的な概念をわかりやすく教えてもらえたことが非常に役に立ちました。
いずれ読み返すときは、もっと理解できるようになっていると思います。
その前に、まず簿記の勉強を始めたいと思っているんですが・・・
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