脳を活かす勉強法
- 作者: 茂木健一郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/12/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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勉強は嫌いではありません。
高校生までは、そんなに苦にならず比較的周りよりも楽しんで勉強していたように思います。
それはなぜか。
よい成績をとってうれしい思いを感じることももちろんありますが、日々の学習の中で理解できないことが理解できるようになる喜びや、少しずつの積み重ねで大きな山を越えていったという実感を常に持つことができたからだと思います。
そういう意味では、いわゆる受験勉強というものは「強化学習」「タイムプレッシャー」など「脳を活かす学習法」にとても向いている学習形態なんだなと思います。
なぜなら、難易度が段階的に設定されているので「強化学習」をしやすい、試験時間など制限時間があるため「タイムプレッシャー」を意識しやすいなどが理由に挙げられるからです。
しかし、そういった整備された環境があるために、そこから離れてしますとそこで身につけた能力を活かす術を失ってしまっているのも事実としてあるのではないかと思います。
世の中の問題はすべてに答えがあるわけではありませんし、問題解決の方法も正解というものはありません。そもそも勉強法についても、マニュアルなんて存在しません。だから、大人になったら勉強をやめてしまう人が大半になるんだと思います。
しかし、こんな気持ちがあるからこそいつまでたっても学ぶことは面白い、やめられません。こういったわからないストレスや、いらいらがあるからこそドーパミンによる快感、突き抜ける感覚が得られるのだと思います。
脳に負荷をかける強化学習によって喜びの回路がまわりだす。
決め手は集中力。速さ、分量、没入感を極限まで追求する。
そして、あくまで自発的に楽しさをもって行うこと。強制、他人との比較はNG。
個人的には、今後は本書で述べられている「細切れ時間」をもっとうまく使いたいですね。
他の勉強本でも指摘されていない、断片的インプットの効果など脳科学的に説明されて再度必要性を認識できました。
この部分については、とにかく実践あるのみです。
今日からさっそく実行していきます。