キャリアも恋も手に入れる、あなたが輝く働き方


妻の育児休業が今週末で終わります。
妻が休みの間は、妻が家事育児をしてもらっていたおかげで、家事・育児とも手伝う程度でした。しかし、これからは妻が仕事にスムーズに戻れるようにサポートしなければならないと思い、この本を手にとりました。


本書は、タイトルの通り女性の視点からのワークライフバランスについて書かれています。しかし、だからこそ男性が何をしなければならないのかが非常に鮮明に見えてきます。


特に感銘を受けたのは、「男を家事の手下にしない」ということ。
私は、掃除・洗濯はできるんですが、料理だけは自信がない。
子どものことについても妻が出産からずっとつきっきりなので主導権は妻にあります。
この2点については、確かに「家の中に上下関係」が存在しています。
まずは、ここから解消してしていくことが必要。妻にも、このことをうまく伝えて協力していきたいです。

さらに、仕事にことになると今度は男性が女性の仕事は腰かけだという固定観念をもって相談に乗ることをしないなど、家事と反対の状況もあるようです。(我が家は違いますが…)


このような家庭は多いのではないでしょうか。
日本は、他の先進国と比べると、ワークライフバランスの取り組みが遅れています。その原因は、日本特有の長時間労働が人々のライフの時間を奪っていることにあります。

これまでは、長時間労働の状況でも企業は収益をあげることができました。しかし、これからは「高い付加価値を提供しなくてはモノやサービスが売れない時代には、思いきりライフの時間を持っている人のほうが、アイデアに見て溢れて高い成果を短時間であげ」られることは、他の先進国の状況から見ることができます。それに従来の「会社人間」「専業主婦」のような「ひとつのことですむ環境」では、多様性がなく、アイデアも生まれにくくなってしまします。


大事なのは、お互いの多様性を認め合うこと。
ひとりひとりが多様性を経験することが一番であり、多様性を持てば他人の気持ちが理解できるようになる。


これからは、家庭にも社会にもワークライフバランスの考え方が必要になってきているのです。