トヨタ式生産方式-脱規模の経営をめざして-
- 作者: 大野耐一
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1978/05/01
- メディア: 単行本
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ビジネス書では類を見ない100刷達成。
実家の近くの本屋で買いました。
しかも、たまたま100刷。
第1刷が1978年5月、私が生まれる前の本です。
しかし、内容は30年の時を経てもまったく色あせていません。
よく言われるように製造業だけでなく、知的生産の分野においても実践すべきこととが数多く示されています。
以下、本書で目を引いた部分を書いてみます。
◎「なぜ」を5回繰り返すことができるか
①「なぜブログを始めたのか」
「日常生活の中にアウトプットの作業を入れたかったから」
②「なぜアウトプットが必要なのか」
「日々学んでいく情報を有効に使いたいから」
③「なぜ情報を有効に使いたいのか」
「修士論文を書く論理的思考力を養いたいから」
④「なぜ論理的思考力を養いたいのか」
「さらに問題解決力を向上させ、スキルアップをしたいから」
⑤「なぜスキルアップをしたいのか」
「さらに自分の能力を最大限発揮できる仕事がしたいから」
というように、5回の「なぜ」を自問自答することで、ものごとの因果関係や、その裏にひそむ本当の原因を突き止めることができる。
◎「平準化」(山を低く谷を浅く)
1つのラインで、午前にA、午後にBをつくるのではなく、AとBを交互に流すというように、特定の時間に特定の作業のみを行っているのではAからBへ工程を変えるときにコストが生じてしまう。そこでAもBも同じラインで同じ交互に行うことで、「必要な時期に、必要な量だけ生産できる」体制を築こうというもの。
このことにより、コストの軽減はもとより、余剰在庫を必要な時に必要なだけ生産すればよいので余剰在庫をかかえなくてすむ。
◎「自動化」ではなく「自働化」
◎「省力化」ではなく「小人化」
それにしても昨日この本を読んだのですが、今日このエントリーを書こうとしてもなかなか要点を簡潔に書くことができません。やはり、すぐに文章化するなり、メモとるなりしないと、「ムダ」「ムラ」「ムリ」が出てきてしまうことを痛感しました。