どこの会社でも通用する、ポータブル・スキルを身につけろ!
- 作者: 吉井亮介
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2009/01/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 90回
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どこの会社でも通用するポータブルスキル。
4月に転職を控えているわが身にとっては、身につまされる言葉です。
もっと若いころは、確かにどこでも通用する実力を身につけたいなんて考えていましたが、現実に直面すると不安でいっぱいというのが正直な感想です。
それにしてもこの本はうまくまとめているなという感じですね。
はじめに知識の価値や読書の意味などを問いかけておいて、最後にその負の側面を言及しているところは、「本さえ読んでいれば大丈夫」と思ってしまいがちな私自身にとっても有効な構成でした。
本から学べるのは「技術を高めるための方向性」
意識を向ける先は、一言で言えば、「○○の技術をもっと高めたい」という意識です。
最終的には、以上この2点を意識的に使い分けていくことが必要だと思います。
読書は道具。
その先をきちんとイメージできること。
う〜ん、なんだか目的をもって読書しなさいという「本を読む本」での基本みたいなところに立ち返っているようなそんな気がします。
■ポータブル・スキルとは?
「優秀か」と「立ち上がりが早いか」の2つの大事な点は、ポータブル・スキルを持っているかどうかを問われているということなのです。
■知識の価値とは何なのか?
結論から話すと、知識は「現実の見方を変えるもの」。
■やる気のメカニズム
「行動力を生み出すには、行動するしかない」なんて、禅問答みたいですけどこれが唯一の方法で最上の方法だと思います。
■時間を使いこなすとは?
時間の投資をケチると、優先順位の高いことに時間を費やさないことです。
それは何もしないことを意味します。
「大きな仕事をした人が、時間管理が大事」と言うことはあっても、「手帳を変えたことで仕事が変わった」と言う人に、僕は会ったことがありません。
大きな仕事をやる人は、ツールの前に意志の力が強いんです。
■やる気=集中力
この「やる気」を維持するための方法ですが、私は「高める」方向よりも「下げない」方向が大事だと考えています。
■気配りの仕方
大事なことは、人を観察すること。人に興味を持つことです。
■人の振り見て我が振り直す
気配りをしてくれるような人が周囲にたくさんいたとしても、「気配りを要求する」ような立場にはならないでください。
■アイデアを生み出す技術
1 情報を収集する
2 考える。必死で考える。
3 リラックスする。
アイデアを出す前に、「問い」をブレーンストーミングするといいですよ。
■発想し、活用するためのスタンス
1つ目は、「考えることを大事にする。十分な時間をとる」スタンス。
2つ目は、「度胸」の話です。
■証拠を示せば、説得力が激増
伝える技術の簡単公式
説得力=「言いたいこと・意見」+証拠A+証拠B
■疑問を投げかけ、興味をひく
具体的には、お客さんに疑問を投げかけ、あなたが伝えようとする「応え」に興味を持ってもらうんです。
■原因を追究する時間を十分にとる
重要なことは、「思いついても行動には移さず、別の原因をじっくり考えること」なのですが、これが結構難しい。
思いつけば、動きたくなるのが僕たちです。
■自分のレベルはどれくらい?
不満を感じるということは、裏を返せば仕事を改善する余地を見つけられる感性があるということ。
常に自分に「行動に移しているか」「不満を言っているだけか」の問いを突きつけて、自分にとって重要な問題には、自分で立ち上がり、対応していくクセをつけてもらえたらと思います。
これ最高のポータブルスキルです。
■人間性がブランド力をつくる
社内外で自分を印象づけるという意味では、この「直接会ったときの対応力」は、実は一番のブランドづくりの要素です。
■スキルを高める努力の方向性
経営理論でも、マーケティングでもセールスでも、多くのビジネス知識で得られるのは技術じゃない。
本から学べるのは「技術を高めるための方向性」なんです。
■成功と失敗から学ぶ
意識を向ける先は、一言で言えば、「○○の技術をもっと高めたい」という意識です。
具体的な技術までブレイクダウンして考えるのがコツです。
- 作者: 吉井亮介
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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