ユダヤ人に学ぶ速学術

ユダヤ人に学ぶ速学術

ユダヤ人に学ぶ速学術


年末に帰省したときに近所の本屋にあったのでなんとなく買った本。

とりあえず思うこと。

ユダヤ人の勉強術の本ではないということ。


単に著者の勉強法を紹介しているだけで、ユダヤ人が実際にやっているかどうかは定かではない。

著者のやっている方法がユダヤ人みたいだと著者が思っているので、タイトルにユダヤ人とつけた、もしくはユダヤ人と冠したほうが売れると思われるのでそうした。

そんな感想を抱きました。


たまにユダヤ人のくだりが出てきますが、それが著者の勉強法とどんな関係があるのか、そこのところが非常に曖昧だったように思います。

これだと著者の勉強法が優れている、または本当にユダヤ人がこの方法をしているとしても、何か信用がおけないと、感じてしまいました。


たとえば学術論文で事例の比較をするときでも、なぜそこと比較するのかについて、きちんと定義しておかなくてはならないのに、ちょっと根拠がなさすぎるのでないでしょうか。


まあ本の内容としては参考になることも多々あったように思われるのですが、タイトル一つでこうも印象が変わるとは思いませんでした。

「○○は××しなさい」みたいなべたべたの自己啓発系のタイトルならもう少し違った印象になったと思いますが……

いずれにしても、コピーライティングの重要性を思い知らされた一冊でした。






ユダヤ人に学ぶ速学術

ユダヤ人に学ぶ速学術