さあ、才能に目覚めよう

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす


自分の「強み」は何ですか。


この問いに、はっきりとした返事を返すのはなかなか難しいです。


他人にも言えるはっきりとした「強み」となると学歴やスポーツ・特技などの受賞歴、属している組織のことなど、外在的なものばかりになってしまいます。


しかし、反対に「弱み」になると自分の持っている内面(飽きっぽい、恥ずかしがり屋など)のことばかりになってしまいます。


このように人間の資質として「強み」というものは非常に不明瞭なものになりがちで、逆に「弱み」は簡単に見つけ出すことができます。


そして、人間を成長させようとするときに、人は長所を伸ばさず、短所を引き上げようとする傾向があるようです。


それは教育の現場でも企業の研修でも同様です。


本書は、企業が業績を上げようとするときに社員の弱点を克服するよりも、個々人の強みを生かしたマネジメントをするために、どのように個人の強みを見つけ、それぞれの資質を持った人たちとの対応方法の違いについて紹介しています。


この本の秀逸な点は、資質の見つけ方として、読者が実際に「ストレングス・ファインダー」という方法をweb上で行って、自分の資質を理解してから読み進めれることです。


資質の類型は34あるので、すべてを読むのは正直しんどいです。
だから、自分のところだけしっかり読んで、あとは適当に読み進めることができました。


私の「自分だけの特長的な資質」は

・学習欲 ・収集心 ・最上志向 ・目標志向 ・内省  でした。


ちなみに、すべての組み合わせは3300万あるそうです。


そして、この資質には優劣はありません。

あくまで個性の違いとして、マネージャーはその特長を理解し、資質に合った業務を与えてやることが従業員のやる気を高めることにつながるとしています。






さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす